What’s Nikko? ~シェラー特集④オートシェラーの仕組み
2025年7月16日 ニッコーブログ

こんにちは!Kです。
シェラー特集4回目の今回はついに!タイトルにもなっているオートシェラーについて、お話しさせていただきたいと思います!
シェラー特集のシェラーは、弊社の機械である「オートシェラー」から来ていました。
オートシェラーの仕組みについてひとつひとつご説明いたします。
3,4分で読める記事にまとめておりますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
オートシェラーとは

オートシェラーは、原貝を投入すると自動で貝を開け、ウロミミと貝柱を分離し、貝柱だけを生のまま取り出す「ホタテ貝自動生剥き機」です。
(自社調べによると世界で唯一の機械のようです!)
主に玉冷の加工を行う際に使用されており、その処理能力は1時間当たり5760枚、本装置(8連式)一台で約11人分の処理能力を発揮いたします。
ホタテ加工現場の現状

ホタテ加工現場では、貝剥き作業を人海戦術で行われており、熟練した技能を持つ作業員が長時間立ちっぱなしで行う重労働です。
作業員の高齢化や少子化に伴う人手不足が問題となっています。
先程もお伝えしましたが、オートシェラーは一台約11人分の働きをするため、そんなホタテ加工現場の労働者不足の問題を解決できます!
処理工程
では実際どのように、貝柱のみを取出しているのでしょうか。
ひとつひとつ見ていきましょう!
まず簡単に工程を分けると、全部で7つの工程がありますのでこちらをご紹介いたします。
①原貝投入部
原貝をセットし投入する部分です。2名で8枚セットします。
②上貝異物除去部
ホタテの貝には様々な付着物があります。その後の処理がしやすいように、貝表面の異物を除去します。
③上貝蒸気加熱部
貝の上から蒸気を吹き付けします。
④開口部・脱貝部
吸着パッドにより貝表面を吸着し強制開口します。
開口後は上貝を脱貝します。(※脱貝:殻を外す作業)
⑤ウロミミ剥離部
ウロミミを貝・貝柱より剥離します
⑥内臓吸引部
貝柱の周りに付随する内臓を吸引します
⑦貝柱カット部
刃物で貝柱をカットし、貝柱のみを取り出します
駆動パレットが移動することにより、上記の工程の通り処理され、最終的には貝柱のみを取り出すことが可能となります。
オートシェラーの動いている様子を見たい!という方は弊社公式YouTubeよりご覧いただけますのでぜひ!
こちらから→オートシェラーYouTube動画
おわりに
今回はタイトルにもなっているオートシェラーのお話しをさせていただきました。
11人分の処理能力を持つシェラーがどんな風に処理をしているのか、ご理解いただけましたでしょうか?
次回はシェラー特集最終回・・・
オートシェラーの良さをまとめてお伝えしたいと思います!
ウロミミとは?ホタテの構造が知りたい方はこちら→「What's Nikko? ~シェラー特集①ホタテ基礎」
ホタテはどう育てられてる?養殖方法を知りたい方はこちら→「What's Nikko? ~シェラー特集②ホタテの養殖」
玉冷とは?ホタテの加工方法について詳しく知りたい方はこちら→「What's Nikko? ~シェラー特集③ホタテの加工方法」
最後に、購買部部長さんから前回投稿の景色の最新状況をいただきました!
前回投稿の写真はこちら↓
同じ確度からの写真!一か月ほどで作物が一気にに育っていますね~
素敵な写真をありがとうございます!
それでは次回もお楽しみに!

